友達ができずなかなか自分を上手く出せない少年、小鳥遊璃都は父の仕事の都合で転校が多かった。 あちらこちらと転校を繰り返していくなかで璃都は人間関係、独特の”空気”にわだかまりを覚え始める。 そんな悩みに耐え切れないまま小学校を卒業し、ついには自分自身を見失っていた。 そんな時、父からまたもや引っ越しが告げられ、岩手県九戸村の祖母の家に住むことに。 そこで出会ったのは岩手の壮大な自然と、ある一人の少女だった——。 本物とは何か。生きるとは何か。 これは自分を捨てた主人公小鳥遊璃都の成長を紡ぐ、エッセイヒューマンドラマである。
更新:2022/8/20
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